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4・5図 外径測定のしかた

部を損傷せぬように扱うことが必要である。保管はアンビルとスピンドルは若干離しておきスピンドル固定のクランプは強めておくことが大切である。
3)ダイヤルゲージ
スピンドル形と、テコ式ダイヤルゲージがある。スピンドル形は、直線運動をするラックの動きをピニオンに伝え、指針を回転させる方式であり、テコ式は、球状測定子にリンクで連結された歯弧の動きを、針に伝える構造のものである。いずれも、指針1回転毎の読みと、指針の示した目盛りの読みによって測定するもので、測定範囲の大きなものは、別に短針を持つものもある。ダイヤルゲージの目盛りは、スピンドル形では短針と長針を有し、長針は外周を100等分し、1目盛りは一般に0.01mmを示し、1回転すると1mmで、これを短針の目盛りで表すようになっている。尚計測は通常最小目盛間を目視で5又は10等分し0.001〜0.002mm程度まで読み取る。
テコ式は、指針が1回転以上は回らないので、目盛板は若干異なるが、1目盛は一般に0.01mmを示す。4・6図はスピンドル形を示す。

 

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4・6図 スピンドル形ダイヤルゲージ

 

 

 

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